食事療法用宅配食品等栄養指針

けんたくんの健康管理食は「食事療法用宅配食品等栄養指針」に基づいて

作られています。

では、「食事療法用宅配食品等栄養指針」とはどんなものなのでしょうか。

『糖尿病や腎臓病等の食事療法に用いられる宅配食品等の適正な製造・

販売方法等を定めて、事業者に対する指導指針とすることにより、当該食品

が医学的・栄養学的に適正に提供されることを目的とする。』

と、いうことで平成21年に厚生労働省より定められました。(現在は消費者

庁が管轄です。)

近年の医学及び栄養学の進展等を踏まえ、在宅療法を支援し、栄養管理がなされた

食事を宅配で利用できる「宅配食品」の適正利用を一層推進するという

背景があります。

はじめまして。どうぞよろしくお願いいたします。

こんにちは。けんたくん川崎多摩店 店長の古谷郷恵です。

健康管理食の宅配サービスです。

「健康管理食」という言葉にあまり馴染みがないと思います。

「健康管理食」とは一般的な宅配のお弁当とは違い、ある状態に沿ってきちんと栄養価計算をしたお弁当と言えばイメージがわくでしょうか。ダイエットとも言えます。

ダイエットというと「減量」「痩せる」に直結する方がほとんどだと思います。

しかし、そもそもの意味は食事のコントロールのことです。規定食、管理された食事、制限された食事という意味です。なにも痩せることだけに特化した食事のことではありません。逆に低栄養状態の方のための高エネルギーの規定食もあるのです。

 

けんたくんは4つの健康管理食をご用意しています。「腎臓病食」「糖尿病食」「心臓病・高血圧食」そして「生活習慣病予防食」です。

栄養価の計算方法は国(消費者庁)が出している指針がありまして、それに基づいて作っております。国の指針なので長い表記になりますが「食事療法用宅配食品等栄養指針」という名称です。(食事療法用宅配食品等栄養指針については別の機会に詳しくお話しします)

この指針での栄養計算は管理栄養士泣かせと言われております。計算が簡単に合わず、何度もやり直しを余儀なくされます。国の謳う理想の形、つまり理想のバランスにもっていくことはプロの管理栄養士たちでさえ苦労を強いられているのです。

そうしてやっとできた理想のバランスは、けんたくんの健康管理食と姿を変えてお客さまのお手元に届きます。

かなり手間ひまかかりますし、義務付けでもないのでこの指針で作る同業者はあまりいません。あえてこの指針で作っているけんたくんは「健康管理食」としての質にこだわり妥協しないという証なのです。

 

21年前に亡くなった父がまさに生活習慣病でした。当時は「生活習慣病」という言葉すらまだなかったと思います。国も今ほど声高に生活習慣病の予防をうたっていなかったと記憶しています。母が食事の準備で減塩に苦労していたのを覚えています。「大変だなあ」とどこかひとごとだったのも覚えています。

そして、現在、わが夫も減塩を強いられているありさまです。母を対岸の火事と見ていた私の身にとうとう火の粉が降ってきたのです。

素人のわたし(主婦歴21年)が減塩食を作るにあたってインターネットを駆使し情報を収集できたとしても、精神的、時間的、継続的などの観点からみて決してらくではありません。

「何か、ないかしら?」とインターネットの中でグルグル探す日々でした。

そこで、けんたくんと出会ったわけです。

「健康管理食」という言葉はその時初めて目にしたのです。「冷凍」というスタイルも気に入りました。夫の生活スタイルにぴったりだったのです。いきなり夜、「今日、ごはんいらない。」とメールがくることもしばしば。そういう時は解凍をしなければいいのですから。

逆に私の都合で夕食時、留守にする時は「けんたくん」を食べてもらいます。安心ですから。

わたしがけんたくんを始めるきっかけになったのはこのような出会いからでした。

食べたいものを食べたいときに食べられる幸せ以上の幸せなど他にないかもしれません。

今の夫を見ていると尚更そう思います。

 

夫のような状態(生活習慣病)の方はこれからどんどん増え続けるのではないでしょうか。

と、同時に一人暮らしの高齢者の方でダイエット(食事の管理、規定食)が必要な方も増える一方だと言われています。

この仕事を始めて最近勝手にひとり危惧していることがあります。

あるテレビ番組で一人暮らしの世帯率が増加傾向にあると言っていたのです。なぜかというと、結婚しない男女が増えているからということでした。ということは、そうした方達は必然的に生涯一人暮らしということになるのでしょうか。若さと健康と収入が揃えば誰もが生活習慣病のみじんも気にせずに生活すると思います。もちろん、わたしでもそうすると思うからです。

ただ、そういった方達もいずれは40代、50代を迎えることになるのです。…その時、「生活習慣病」という刻印を押される方も少なくないのではないでしょうか。

そうなると、医師から食事の改善や適度な運動や規則正しい生活などの指導を受けることになるわけです。まさしく、生活習慣が起因した病。

仕事して帰宅して指導された内容の食事を作れるのでしょうか。わたしなら作るだろうか。まだまだ(おそらくですが)自分の老後のために働かなくてはならないし、病状を無視すれば大変なことになることも分かっていて、さりとて作るのが一人分というのは割高です。

誰とも分からない未来の生活習慣病予備軍の後世の方達を母心でどうするのかしら?と勝手に心配してしまうのです。

と、いうことは(わたしの勝手な想像からですが)けんたくんのようなダイエット(規定食)形態の食事はむしろこれからますます必要になってくると思うのです。年齢は今より低年齢化してくるのではないでしょうか。時代のつけで30代中ごろから生活習慣病グレーゾーンの人が出てきてもおかしくない時代がすぐそこまでやってきているのかもしれません。

けんたくんを必要としている人にお届けし、口から入るものがいかに体調に直結して現れてくるのかを気づいていただき、体調改善を喜んでいただくのがわたしの役目だと思っております。そして、人から人へお渡しするというスタイルも今だからこそ時代回帰のように必要となさっている方がいらっしゃるのではないかと併せて思っております。

最近あちこちで言われはじめましたが、平均寿命ではなく健康寿命が大事だと。全く同感です。老後にお金をかけなくて済む唯一の方法は「健康」でいることだと思えてなりません。介護状態になるのをどこまで遅らせられるかだということです。これは国もうたっています。

わたしは自分の(半世紀以上生きています)老後を考える度に、正直言って、そのころの日本はどうなっているか全く分からないと思っています。もちろん、いたずらに先のことを心配してもしかたないのですが。その時はその時です。でも、せめて介護される期間(現在の平均介護期間9年だそうです)を1年でも2年でも短くして人生の幕を閉じられるような努力はしておくべきなのだと思うのです。自分自身と面倒をみてもらうであろう身内と国の財政とそして、私たちの後世のために。

 

健康という字は「すこやか」と「やすらか」の二文字です。健康か否かは自分のことだけの問題と思いがちですが、実はもっと壮大なことなのかもしれません。波及は思いのほか大きいと思います。そして、とどのつまりは健康か否かで一つの国の財政を圧迫するほどのことになってしまうのですから。

 

もしかしたら、けんたくんの健康管理食のような業態が国を救うことに一役かって出る時代がくるかもしれません。改めて大きな意義のあることなのだと実感しております。わたしができることは微力ですが体調改善のお役に立てるように一軒一軒、けんたくんをお届けすることだと思っています。